Our Vision
未来の社会像と私たちが目指すこと
RRIは、規則やチェックリストを作成したり、作られたルールに従うだけの営みではありません。新しい規範や価値、社会実装のかたちを、多様なステークホルダーとともにゼロから設計していく——それ自体が創造的な行為です。ここには、社会的な価値としての創造性(これまでにない仕組みや関係性を社会に生み出す)と、学術領域としての創造性(新しい発見や理論的枠組みを切り拓く)という、二重の創造性が存在します。KEIO-RRIセンターは、こうした創造的な知の営みとしてのRRI(そしてpost-ELSI)の実践研究活動を行い、その面白さと可能性を社会に伝えていきます。
KEIO-RRI センター が目指すこと
01. 目指す社会像
私たちが目指すのは、新しい知識や技術が生まれる際に、図らずも不利益を被る人、不幸になってしまう人をできる限り減らす社会の仕組みづくりです。社会的に脆弱な人々の福祉向上を重視し、「誰一人取り残さない(No one left behind)」の理念に基づく包括的なアプローチを大切にします。また、科学技術がもたらす恩恵が、特定の層だけでなく社会の多様な構成員に公平・公正に行き渡る仕組みを構築します。そして、現代の科学技術の発展に対応した、新しい倫理的枠組みの構築・実践を目指します。
02. ELSI/RRIのゲートウェイ的機関としての展望
KEIO-RRIセンターは、RRI活動の成果と価値を可視化し、貢献の具体的な示し方や成功事例・プロセスの共有を進めることで、ELSI/RRIに関わる研究実践の「見える化」を推進します。国内外の大学・研究機関、産業界、政策機関、国際学会と連携し、日本国内外におけるトップ連携拠点となることを目指します。また海外の科学技術政策ならびにガバナンスに関する比較研究を通じ、日本発・アジア発のグローバルなRRIモデルの構築と国際発信に取り組んでいきます。
03. 市民連携、社会をつなぐ機能の強化
ワークショップ、シンポジウム、対話型イベント、地域連携型プログラムを開催し、社会の多様な声を研究開発に反映させる「市民参加型RRI」の実装を進めます。シリアスゲームなどのコンテンツ作成も視野に入れながら、幅広い層が参加しやすい対話の場を創出します。こうした取り組みを通じて、RRIの制度化・実装に向けた実証的研究と政策対話を重ね、市民・当事者との連携をさらに強化していきます。
日本初のRRIモデルの構築と国際発信に向けて
私たちが目指すのは、新しい知識や技術が生まれる際に、不幸になる人をできる限り減らす社会です。バルネラブルな人々の福祉向上を重視し、「誰一人取り残さない(No one left behind)」の理念に基づく包括的なアプローチを大切にします。また、科学技術がもたらす恩恵が、特定の層だけでなく社会の多様な構成員に公平・公正に行き渡る仕組みを構築します。そして、現代の科学技術の発展に対応した、新しい正義論・倫理的枠組みの実践を目指します。